鶴も万年 ツルマンネングサ
(2023/6/2,8 青森市内)
蔓万年草(つるまんねんぐさ)
ベンケイソウ科マンネングサ属/多年草
葉っぱが肉厚な多肉植物で、乾燥に強く中々枯れない強い生命力から、”万年”生きるようだと喩えて『万年草(まんねんぐさ)』。そのマンネングサの仲間で、蔓を地面に這い伸ばしてい広がるところから、合わせて『蔓万年草(つるまんねんぐさ)』。
マンネングサはベンケイソウ科に属するが、ベンケイソウ(弁慶草)といえば、高山の岩場に生え岩場の隙間に長く強い根を張り、強い日差しや強風や雨に晒せれてもへこたれずに葉を広げ花を咲かせる生命力を持つ植物。
人の暮らす平野・街中でも仲間たちのその強い生命力は遺憾なく発揮されていて、踏まれても嵐で飛ばされても却って繁殖を広げたり、ちぎってきて茎葉を置いて放っておくと、翌年からニョキニョキと蔓を伸ばして、あっという間に広がってしまうこともあるとか…
川土手のコンクリート岸に花の季節になると、一面黄色に染まるように広がっている一角が遠くからでもよく見える。あれがツルマンネングサの好んで生える場所だからなあ。
元々は中国や朝鮮半島に生息していた帰化植物だが、日本に渡って来て帰化したのはいつのことなのかは不明。古い時代であることは確かなようだ。
花期は初夏。キラキラと光る星のような黄色い花を咲かせるのはマンネングサの仲間に共通する特徴。
花言葉:静寂/私を思って下さい/枯れることのない愛
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