よいさっさ オドリコソウ

(2020/5/30 十二湖近辺)
(2022/6/2 白神岳山麓)

踊子草(おどりこそう)

シソ科オドリコソウ属/多年草

真っ直ぐに直立した花茎の周りを、白や桃色の花がぐるりと囲むように輪生して咲く様子が、編笠をかぶった踊り子達が並んだように見えるところから『踊子草(おどりこそう)』。

別名には“踊花(おどりばな)”の他、深編笠を被って尺八を吹いて托鉢をする虚無僧の姿に喩えた“虚無僧花(こむそうばな)”と言うものもある。
“伊豆の踊り子”ではなく、秋田の西馬音内の盆踊りのような、顔が見えないくらい深い編笠を被った踊り子と言ったところか。

花期は4〜6月、春から初夏にかけて。
北海道から九州にかけて分布し、野山・野原、少し日陰になるような道端などに生える。
背丈は30〜50cmほど。
手元の写真の撮影場所を見返してみると、青森県内では初夏の白神山地とその周辺の森の中でよく見かけるようだ。

同じシソ科の"イヌゴマ(犬胡麻)"という秋の花にも少し似ているかな。
花言葉:陽気/快活

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