正直者 イヌゴマ
(2021/7/22 青森市)
(2020/9/25 青森市)
犬胡麻(いぬごま)
シソ科イヌゴマ属/多年草
名前の由来は、その果実の形が食用のゴマ(胡麻)に似ているが、食べられないので役に立たないところから、草花名付け学上「役立たず」の代名詞である「犬」を冠して『犬胡麻(いぬごま)』。
別名を「チョロギダマシ」と言うが、これまた、草の姿が"チョロギ(長呂儀)"という名の塊茎部を食用にする植物に似ているものの、食べられないので「騙し」を尻につけて「チョロギ騙し」。
…ゴマもチョロギも元の野菜を栽培しているのを実際に見たことがないので、似ているのかどうかピンとこない。
どっちにしてもイヌゴマにしてみたら良い迷惑な話じゃないか。
勝手に「食べられるかな〜」と食い意地を膨らませた人間の思い込みが悪いのであって、決して騙したわけでもなく真っ正直に、秋になると畦道や里の湿地にピンと茎をまっすぐ伸ばして、高山植物(例えばヨツバシオガマ等を思い出す)にも似た、白地に紫模様の入った綺麗な花を咲かせてくれるだけで十分だ。
花言葉:真っ正直な
(おまけ)
チョロギの根茎の漬物のお菓子がスーパーで売っていたので買って食べてみた…そこそこ美味い。ビールのつまみになる。
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