バラの一族 ヤマブキショウマ

(2021/7/17 白神岳)
(2020/7/23 秋田駒ケ岳)

山吹升麻(やまぶきしょうま)

バラ科ヤマブキショウマ属/多年草

小葉の形が"山吹(やまぶき)"に似ていて、花咲く姿が"鳥足升麻(とりあししょうま)"に似ているところから、合わせて『山吹升麻(やまぶきしょうま)』。

花期は6〜8月の初夏から盛夏にかけて。
山地・林縁・草地等に生育し、北半球に広く分布する。

さて、実際にどれだけ似ているか見比べてみよう。
葉のつき方と形、葉脈が綺麗に平行に揃っている感じはヤマブキと確かに似ている。
花だけ見たら、トリアシショウマとの見分けが難しいレベルだが、茎葉の生え方が根生葉のトリアシショウマと違い、ヤマブキショウマは数個ずつ互生し2回3出複葉(↓下図参照)等の違いがあり、葉脈も綺麗に平行に揃っている。

あと、トリアシショウマの花房は全体的に矢印型になるのに対して、ヤマブキショウマの花房は四方八方に放射状に広がる傾向があるようだ。小花一つ一つの細かい形も微妙に違う。


分類的にはヤマブキと同じバラ科で、ユキノシタ科のトリアシショウマとは全く別で、漢方としての升麻の代用にはならない。
なんで花だけが鳥足に似てしまったのか…謎の多い升麻ファミリー。
因みに、春の若芽は山菜として採られ食べられており、山形の庄内地域では"じょんな"と呼ばれ、赤い鳥足とはしっかり区別されているようだ。
"じょんな"は同じく春の山菜の"ぼんな"(ヨブスマソウ)を"坊菜"とし、それに相対して"嬢菜"と言う意味か?いまいち不明。

現在の植物の科や属は、そもそも何を基準にして、どういう分け方をしているのか。
これまで、よく知らないままに色んなところから転記していたのだけど、今や遺伝子レベルで研究が進み植物の変異や進化とも関係しているのだろう。改めて学び直してみたくなった。

花言葉:爽やか


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