鏡よ鏡よ イワカガミ
(2021/6/13 田代岳)
(2021/7/4 南八甲田連峰)
岩鏡(いわかがみ)
イワウメ科イワカガミ属/常緑多年草
亜高山〜高山帯の"岩場“に多く生え、その小さく丸い葉にピカピカとした光沢があるのを"鏡"に例えて『岩鏡(いわかがみ)』。
北東北の山々では6月頃の残雪が解けた後に、登山道の岩場や草地に多く咲いている姿よく見かける。
緑や赤の丸い緑のピカピカ光る葉っぱの間から、深紅の茎と萼が生え、細かなフリルがついたようなピンク色~白色の花びらを、下向きにラッパのように開いた姿が特徴的。
(2021/6/26 北八甲田連峰)
標高が高くなると、背丈が低く、葉の縁の鋸歯がなくなり、これを『小岩鏡(こいわかがみ)』と呼び分けることもある。
見た通りの草本(多年草)なのにも関わらず低木のイワウメ(岩梅)と同じイワウメ科に分類されているのは、やっぱり謎。
イワカガミよ。お前は本当は、春〜初夏の山で同じように咲いている草本の赤いショウジョウバカマ(猩猩袴)とか、あるいは春先の里山を代表する花であるカタクリ(片栗)なんかにサイズ感や姿形等が近く、どちらかと言えばこちらの仲間なんじゃないかい?
花が散った後、萼と実(種)はひょいと上向きに
(2022/7/26 北八甲田連峰)
花言葉:忠実
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