岩の上の花の輪 イワブクロ

(2020/7/23 秋田駒ヶ岳)
(2022/7/3 北八甲田連峰・井戸岳)

岩袋(いわぶくろ)

ゴマノハグサ科イワブクロ属/多年草

岩だらけの山の上に生え、薄紫色の釣鐘型で袋状の花をつけるその形から、場所+形状で『岩袋(いわぶくろ)』の名がついた。

"花の名付け学(仮)"的には、場所:「岩シリーズ」ー岩鏡(イワカガミ)や岩梅(イワウメ)の仲間。形状:「袋チーム」ー蛍袋(ホタルブクロ)の仲間いうことになる。かも

背丈が低く、岩場・砂礫の上に這うように育ち、風が強い山頂付近を好んで生えるようだ。
葉は交互に対生を重ね、花はぐるりと輪生しており、上から見ると丸く輪になって蕾と花をつけているのが見てとれる。
少し標高が低く、風の弱い場所になると花の輪の段を上に重ねていく。
まるでツリガネニンジン(ハクサンシャジン)のように。
(2020/7/23 秋田駒ヶ岳)

別の名をタルマイソウ(樽前草)。
これは北海道の樽前山で多く見られる花ということでそう呼ばれているが、北海道から東北にかけて各山々でその姿を見ることが出来る。

花言葉:勇気/美しさへの憧れ/あなたに見とれています/失った愛情


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