蜘蛛か蛍か ムラサキツユクサ

(2020/6/11 青森市内)
(2020/6/15 青森市内)

ムラサキツユクサ(紫露草)

名前の由来は、紫色の花を咲かせ、花が露草に似ているから。
欧米原産で輸入した園芸種が野生化したもの。
でも、在来種の青く小さなツユクサとは似ていると言うのにはちょっと無理がある。
花弁が3枚しかない三角の花を咲かせる。紫と名がついているが、白い色のものも結構見かける。

ヨーロッパでは6本の雄蕊からの連想で、"蜘蛛の花"の異名を持つ。日本ではちょうど蛍の飛ぶ季節に咲いていることから"蛍草"と呼ばれることも。

一日花で朝に咲いたと思ったら、その日の夕方には花は萎れて枯れてしまう。でも翌日には又、別の蕾が出てきてまた一日、花を咲かせる。その次の日も、またその次の日も、毎日新しい花を咲かせ続ける。

初夏の花かと思っていたが、実は秋にも咲いていた。
気温が初夏くらいだと初夏だろうと秋だろうと構わず咲くところが、外来種らしい逞しい(ある意味では厄介な)特徴かと思う。

花言葉:尊敬しているが恋愛ではない

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