おひたしやサラダに クサフジ
(2023/9/10 弘前市内)
(2023/9/25 青森市内)
草藤(くさふじ)
マメ科ソラマメ属/蔓性多年草
小さな花がいくつか纏まった花房(花序)の様が"藤(ふじ)"に似た草本なので『草藤(くさふじ)』。
地面を蔓状の茎を這わせて、全体の長さは1m前後程にまで伸びる。先端の蔓先がくるんと回るが、茎自体は何か木にでも巻き付かずべろんと伸びている。
葉は茎に羽状複葉につき、細長い形をしている。いくつもの手漕ぎオールが左右交互にいくつも連なっているようにも見える。
花も藤の花に良く似た"くの字"に反った小花が20個ぐらい集まって、約90度に開いた2方向を向いて咲く、3〜5cm程の大きさ・長さの花房をつくる。花をつける花茎は上に立ち上がるが、花房の重さで斜めに傾いでしまうものもある。
花の色は白〜ピンク〜紫色と色とりどり。
花期は5〜9月で、沖縄等を除く北海道・本州・四国・九州に生育していて、山地の草原や林縁に好んで生える。
と、各種解説を見れば書いているが、私がクサフジが咲いているところを見つけたものは秋9月、里山の林檎畑のの草むらや、街の公園脇の草むらの中。5月には咲いているということは、ずっと咲いているのか?それとも春咲きと秋咲きのものとがあるということなのか?来春にでも気をつけて秋に咲いていた同じ場所を観察してみたい。
春の山菜の一つで、新芽や若葉は摘んで食用にすることが出来るそう。和え物やおひたしにして良し、酢の物にしても良し、生のまま天ぷらやサラダの付け合わせなどにしても良し、と色々な。花も食べられるそうな…秋咲きのものも食べられるのかな?試してみたい。
花言葉:私を支えて/生命力が旺盛な
0コメント