仙人の洞の草 セントウソウ

(2023/4/23 青森県南部町)

仙洞草(せんとうそう)

セリ科セントウソウ属/多年草

『仙洞草(せんとうそう)』の花の名前の由来は色々ある。
仙人が暮らすという人里離れたところにある洞窟を"仙洞"といい、そのような人里離れた場所に自生している花という意味説。
京都の"仙洞御所"(退位した天皇のお住まい。仙人のような方という喩えから仙洞御所と名付けられた)に生えていたところから、という説。
 春一番、他の花々に先駆けて咲くことから"先頭をきって"咲く花という意味で、"仙洞"の字は後につけられた当て字説。
…ネットで調べてみると色々な仮説が見られるが、かの牧野富太郎博士も「ワシにも、よう、わからんきに」と言ったとか言わないとか。
正しい意味・由来は不明だが、江戸時代以前からそう呼ばれていたのだろう。
別名は"オウレンダマシ(黄連騙し)"。これはオウレンに葉っぱが似ているところから。

花期は4〜5月。ほんとに春一番に生えてきて咲く。森林の林床や林縁に好んで生えている。北海道から九州まで見られる日本固有種。
葉っぱは根生葉で地面から10cm程の場所に広がり、花茎はさらに10〜20cm伸びて、ニンジンに似た白く小さな5枚花弁の星型の花のついた花房を広げる。セリ科の花の割には、一つの花房につく花の数は少し慎ましやか。

花言葉:繊細な美しさ

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