黄花,大花etc. ヤマオダマキ
黄花の山苧環(きばなのやまおだまき)
(2021/5/30 名久井岳)
大山苧環(おおやまおだまき)
(2021/5/23,2023/6/11 青森市内)
山苧環(やまおだまき)
黄花の山苧環(きばなのやまおだまき)
大山苧環(おおやまおだまき)
キンポウゲ科オダマキ属/多年草
里山〜山間部に咲く“苧環(おだまき)“なので『山苧環(やまおだまき)』。
ヤマオダマキの花の萼片は臙脂色が基本だが、これが薄黄色で花全体が黄色いモノを『黄花の山苧環(きばなのやまおだまき)』として、又、東北地方に多く、より大型で花の上側に伸びる距(きょ)の先端が内側に強く巻いているものは『大山苧環(おおやまおだまき)』として、それぞれ呼び分ける。
「苧環」の由来についてはミヤマオダマキのページに記載したので割愛。
亜高山〜高山帯の岩場・砂礫に咲く高山植物の“ミヤマオダマキ(深山苧環)”が、陽当たりや風も雨も強い環境に耐える為に背丈がグッと低い(10〜25cm程度)のに対して、山里の林縁に咲くヤマオダマキは背がすらっと高くて50cm前後になる。これは地面に茂る下草に埋もれないように、葉っぱや花を高く掲げる必要があるからだろう。
ヤマオダマキもミヤマオダマキも、その特徴ある可愛い花振りから、セイヨウオダマキと共に庭の花としても親しまれているが、元々厳しい環境に強い植物なので、花壇を脱走して道端で咲いているのをよく見かける。
なんとなく電柱や家の壁沿い等を好むのは、そこが元々の林床や岩陰に環境が似ているからだろう。他にもヒメフウロ等、電柱脇を好む園芸用の元山地〜高山の花は多いように思う。陽当たりはまあまあで、人や車に踏まれることも少ないしね。
花言葉(オダマキとして):愚か/捨てられた恋人/断固として勝つ/必ず手に入れる
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