上を向く小さな錨 ハナイカリ

(2022/7/26 北八甲田連峰)
(2021/8/8 北八甲田連峰)

花錨(はないかり)

リンドウ科ハナイカリ属/一年草・越年草

距がある花冠の形が、“船の錨(いかり)”に似ていることから『花錨(はないかり)』。

春に低山で咲いている、イカリソウ(錨草)・キバナイカリソウ(黄花錨草)と、全く一緒の名前の由来だ。イカリソウ・キバナイカリソウは直径5cmほどの比較的大きな錨をぶら下げるが、ハナイカリは直径2cm弱程度の小さな錨を上向きにつける。

生息分布域は、北海道から九州にかけた、ほぼ日本全国の、山地帯〜亜高山帯。
花期は7月末(北日本)〜9月(九州)。日当たりの良い場所…登山道脇や開けた草地、森林限界を超えた山頂付近の岩場等を好み、淡く緑色を帯びた、黄色い錨型の花を咲かせている。
夏の北八甲田登山の際に大岳の山頂近辺でよく見かける。

花言葉:希望

0コメント

  • 1000 / 1000