パックン ヒメシャクナゲ
(2022/6/11 青森市・田代平湿原)
姫石楠花(ひめしゃくなげ)
ツツジ科ヒメシャクナゲ属/常緑小低木
小さく可憐であることを意味する”姫”を頭につけ、極小型のシャクナゲ(石楠花)で『姫石楠花(ひめしゃくなげ)』。
シャクナゲと言ったら、亜高山~高山帯に生え、初夏に大きな白~薄ピンク色の花を咲かせているハクサンシャクナゲを初め様々あり、園芸品種としても親しまれている。
シャクナゲが属するツツジ科の仲間は、日本で見られるものだけど90種類以上存在する。大型のものは背丈が2~3mになり、直径10cmほどの花をぼんぼりのようにまとまって咲かせているものや、逆に小さいものだと、地上数センチ程度で地面(或いは水面)スレスレに、直径1cmもない小さな花を咲かせていたりする。花の形も、ラッパ(漏斗)型・ベル(鈴)型・壺型その他と、本当に一つの科(グループ)で括って良いものかどうか、と思うほどバリエーション豊か。
ただ、やはり似ているところはあって、まず、どんなに小さくても樹木であることや、葉や花の形などは大小の品種でも共通している。
このヒメシャクナゲも、小さくても木質化した幹(茎)を持つ小低木であり、幹は地上を這いつつ花を咲かせるときに立ち上がる。
葉が特にシャクナゲっぽく、茎に互生し、縦にくるっと反り返った、細長い楕円系で深緑。
花は薄ピンク色~濃ピンク色で、壺をぶら下げた形をしており、全体的な姿はスーパーマリオのパックンフラワーの様で、花の先から火の玉でも噴きそうな…
パックンフラワー
花期は6月初め頃から。大型のハクサンシャクナゲより少し早く、冷涼な亜高山帯の湿原等で花を咲かせている。
花言葉:警戒/危険/尊厳
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