足元注意 マルバスミレ
(2021/5/9 下北半島・縫道石山)
(2022/6/18 北八甲田連峰)
丸葉菫(まるばすみれ)
スミレ科スミレ属/多年草
菫の中で最も”丸い葉っぱ”を持つ菫なので『丸葉菫(まるばすみれ)』。
名前についてはこれ以上どうのこうの言うことがない。
同じ白く小さな菫の"ツボスミレ(坪菫)"よりも花の真ん中の紫の差しの入り方も少なく、より純白な花弁を持つ小さなスミレ。低地よりも山地・丘陵等でよく見られる。
咲き始めは特に白の度合いが強いのか、拒も含めてほぼ真っ白に見える。
wikipediaには”柔らかくて崩れやすい場所を好む”とあるが、確かに、マルバスミレを見つけた下北半島にある縫道石山の登山道はブナ等の落葉広葉樹の他に針葉樹のヒバ(アスナロヒノキ)も多い森の中。
足元には大きなヒバの倒木もごろごろと転がっており、花が咲いていた場所はヒバのトゲトゲの落ち葉がふぁさっと幾重にも積み重なった、いかにも柔らかく崩れやす土壌の上だった。
これもマルバスミレの種を運ぶ蟻んこ達の仕業らしい。
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