燃えよ ヤマツツジ

(2022/5/28 階上岳)
(2022/5/29 青森市浅虫)


山躑躅(やまつつじ)

ツツジ科ツツジ属/半落葉低木

初夏になる頃、新緑の山(主に低山帯・樹林帯)を、朱赤色の燃えるような花を咲かせて彩るツツジ、『山躑躅(やまつつじ)』。

…名前については、あとはもう、さして述べることがない。最もポピュラーな山のツツジ。

花の色は朱赤色や紅紫色、濃いものや淡いもの等、ものによって変異しやすい。稀に白いモノもあると言う。
花の大きさは4〜5cm程度と中型で、伸びた5本の雄蕊は花と同じ色をしている。
2〜3個まとめて、同じ花芽に固まって咲き、木一本につく花の数は多く、開花時は木一本が丸ごと朱赤色のこんもりした花々に覆われるように咲くものもある。群生をすることも多く、大変に映える。
園芸品種の原種としても好まれてきた。

花言葉:燃える思い/努力/訓練

ツツジ全般は、小さいながらも長生きで、中には千年近くまで生きるモノもある。
室町時代末期の戦国の世に、ご長寿だったある武将の、ひしひしと燃え続けるような思い(?)を詠んだ歌を以下に。

 岩つつじ 岩根の水に うつる火の
 影とみるまで 眺めくらしぬ
  (毛利元就)
(2022/5/28 階上岳)


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