山の苺 ノウゴウイチゴ

(2021/7/4 南八甲田連峰)
(2020/6/20 森吉山)

能郷苺(のうごういちご)

バラ科オランダイチゴ属/多年草

江戸時代の医師で本草学者の飯沼慾斎(いぬま よくさい/1783-1865)の著者「草木図説」に、岐阜県北部の福井県との県境に位置する能郷白山に生育することが記されているところから『能郷苺(のうごういちご)』と名付けられた。

北海道と本州北部から鳥取の大山(だいせん)にかけた日本海側の山々に分布している高山植物。
同じバラ科オランダイチゴ属の仲間で街の道端で見かけるエゾヘビイチゴとも花が似ているが、花弁の枚数があちらは5枚、こちらは7〜8枚となっている。

花が終わり夏から秋にかけて、赤く甘酸っぱくて美味しいイチゴが実ると言うので、実のなる季節に山登り道中で出会えたらと思う。
その時は写真に撮って掲載したい。

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