後光射す ミズバショウ
(2021/4/3 青森市)
(2021/7/4 南八甲田連峰)
水芭蕉(みずばしょう)
サトイモ科ミズバショウ属/多年草
"水"辺の湿地・湿原に生え、大きい葉っぱが南国の大きな"芭蕉"の草のそれに似ているところから『水芭蕉(みずばしょう)』。
白い一枚の大きな花弁のように見えるのは実際は葉の変形したもので、その形が仏像の後ろの光背(こうはい)…後光(ごこう)とも言う…と呼ばれる炎立つような装飾に似ているところから"仏炎苞(ぶつえんほう)"と呼ばれる。
白い仏炎苞に囲まれた中にある一本の黄色の大きなツクシの頭のようなのが、本当の小さな花が集まった花序。
ここら辺では標高の低い平野部では4月始めから、標高500~1000mの山地の湿地・湿原では7月上旬頃まで、雪解けの冷たく綺麗な水を湛えた大小の水辺や湿原でその群生を見ることができる。
花が終わった後も葉っぱはどんどん大きくなり、夏になると大きいものは長さが1mほどになる。
花言葉:美しい思い出
『虹』 くるり より
丘の向こうから 羽のない蜻蛉(かげろう)が
虹を下さいと 水芭蕉を呼んでいる
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