喜びの黄色い オオバキスミレ

(2021/7/4 南八甲田連峰)
(2021/6/6 白神岳)
高山型のミヤマキスミレ(深山黄菫)

(2023/5/27 北八甲田連峰)


大葉黄菫(おおばきすみれ)

深山黄菫(みやまきすみれ)

スミレ科スミレ属/多年草
大きな三枚の葉っぱを持つ黄色いスミレなので、『大葉黄菫(おおばきすみれ)』。


スペード型をした大型な特徴的な葉っぱは表面が艶々しており縁にギザギザが入って葉脈もくっきりとして、いかにも葉っぱ然としている。
冬雪深い日本海側・中部〜北日本の低山から亜高山帯にかけて多く生えているが、逆に太平洋側には本種を含めて黄色いスミレ自体が殆ど生えていないというから不思議なモノだ。


スミレの中間のご多分に漏れず変異しやすく、例えば本種は2枚の葉が対生し茎葉1枚が離れた位置につくが、3枚の葉が同じ位置から輪生する高山型もあり、これは"ミヤマキスミレ(深山黄菫)"という亜種になる。
出会って写真に写したオオバキスミレをよく見てみると、ざっと半分ほどがミヤマキスミレのようだし、中には一つの群れの中で混じり合っているように見え、個体や家系の特徴のような気も…。
他にも葉に切れ込みが入るモノや、茎が赤いモノ等の亜種が地域・場所によっては存在するという。
八甲田の山頂に群生して咲いていたものは3枚輪生のミヤマキスミレだが、どれも葉が小さく漏斗型に窄まっていた。


花言葉:牧歌的な喜び/慎ましい喜び


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