秋の野に咲く ノコンギク

(2021/10/2 青森市)
(2021/10/31 戸来岳山麓)
(2021/10/3 森吉岳山麓)
白花タイプ
(2023/11/13 岩手県下閉伊郡普代村)

野紺菊(のこんぎく)

キク科シオン属/多年草

野に咲く紺色の菊で『野紺菊(のこんぎく)』。シンプルなネーミング。秋に街でも里山でも咲いている尤も一般的な野菊。

ノギク(野菊)やアザミ(薊)の仲間は、似たような姿形でも、生育分布・場所・環境や開花時期が違うと種類・名前が変わり、微妙でややこしく、調べて調べてようやく「これだろう」と推定・判断した名前も本当に正しいのかどうか、素人にはいまいち自信がない。
ノコンギク(野紺菊)・シオン(紫苑)・ヨメナ(嫁菜)・ユウゼンギク(友禅菊)・ミヤコワスレ(都忘れ)…ネットや本で調べて出てくるこれらの花の写真と一見するとそっくりで、「これかな?」と思ってもあとになって「いや、やっぱりこっちかな?」となる。…難しい。
分布地域は北東北を含む本州~九州、開花時期は8~11月、細く枝分かれした茎、綿毛が出来る等から、ノコンギク(野紺菊)とした。
が、花弁1枚1枚の幅が見ての通り違うのが気にかかる…でも調べた限りでは同じ種類のよう…やっぱり難しい。
花弁(舌状花)も色の薄い紺色だけでなく白いものやピンク系のもの、幅が広く丈が短い少しずんぐりめのタイプもある。
こうなると更に見分けが難しいが、真ん中の黄色い管状花からツンツンした突起が生えているところ等も特徴の一つ。

暑かった残暑も終わり、涼しい風が吹き始めた秋の里山を一人ハイキングしているき、ノコンギクの群生を見つけたら何故かホッとした。登山口辺りの草むらに生えていることが多いからかな。


花言葉:守護/忘れられない想い/長寿と幸福


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