ジャーンない ツタバウンラン

(2021/10/13,2020/6/10 青森市)
 
(2022/4/18 青森市内)

蔦葉海蘭(つたばうんらん)

オオバコ科ツタバウンラン属/蔓性多年草

つる植物の"蔦(つた)"に葉っぱが似ていて、花の形がどことなく海浜に咲く"ウンラン(海蘭)"の花に似ているところから、合わせて『蔦葉海蘭(つたばうんらん)』。
 
ヨーロッパ地中海沿岸や西アジア原産の帰化植物で、初夏頃から秋にかけて(大陸の花は往々にして花期が長いモノが多い)、街のあちこちの生垣の中や、建物の柱や石垣などに濃い茶紫色をした細い蔓を絡め這わせながら、緑の葉に薄紫色の小さな花をいくつも咲かせているのをよく見かける。
 
ウンランの名前こそついているが、ウンランやホソバウンランの仲間じゃあない。
たまたま花の形だけが似ているだけで、残りの茎(蔓)から葉から草全体の姿形も分類学上も全く別の草。
 
"ツタガラクサ(蔦唐草)"や"ウンランカズラ(海蘭葛)"の別名もある。
彼の地では"シンバラリア"と呼ばれ、これは打楽器のシンバルに葉っぱの形を喩えた名前。確かに見ると葉っぱが小さな楓型をしたシンバルのような皿状なのも可愛い。
 
花言葉:遠い夢

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