き、きん… オオイヌノフグリ

(2024/3/24 七戸町)
(2024/4/14 十和田市)

大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)

オオバコ科クワガタソウ属/越年草


果実が"犬のふぐり"=キンタマ・陰嚢に似ているところから「犬の陰嚢(いぬのふぐり)」(又はイヌフグリ)。

そのイヌノフグリに似た、"大きい"タイプ(とは言え花の直結は1cm程度の小ささ)の草本なので『大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)』。
ヨーロッパ原産の外来種。
…後日、果実を観察しに行きたい。

花の名前としては、ヘクソカズラと並び最もどいひーな名をつけられた花だろう。
しかし、鮮やかなコバルトブルーをした小さな花を春の空に向かって咲かせている様はとって可愛らしく爽やか。
別名「星の瞳」「瑠璃唐草」。

花期は早春(3〜4月)。花色は青又は紫。
茎は地べたを這うように伸び、葉は産毛が生えた卵型の鋸葉。秋の内に地面を覆うように広がることで他の植物が生えてくるのを防ぐと云う生存戦略を持つ強者。

花言葉:忠実/信頼/清らか

…別名と花言葉の"イヌノフグリ"とはかけ離れてずっとロマンチックなことと言ったら。

折坂悠太「犬ふぐり」

 犬ふぐりの花が咲く頃に
 あの人が帰るとか
 今更、今更、今更、話さない

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