ナルシスト スイセン
(2021/4/18,5/1 青森市)
水仙(すいせん)
ヒガンバナ科スイセン属/多年草
中国古典『天隐子神解章』より。
「在人谓之人仙,在天曰天仙,在地曰地仙,在水曰水仙,能通变化之曰神仙。故神仙之道有五,其渐学之门则一焉」
…ええっと日本語に翻訳いたしますと、
「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」。
水辺(近所の川沿いの雑木林の中でよく見られる)に生え、まるで仙人のように寿命が長く清らかで神聖な花の雰囲気から、『水仙(スイセン)』の名を与えられたと言う。
室町時代に中国大陸から入ってきたスイセンだが、さらに元を辿ると遥か西方は古代の地中海にまで行き着く。
ギリシア神話に登場する美少年ナルシッサスは水面に映る自分の姿に見とれ、ついにはそのままスイセン(英語名"Narsissus")に変身してしまった。これが有名なナルシズムの語源。
好んでよく庭等に植えられる花の一つだが、野生化して春の小川やら湿地の草原に群れを作って黄色〜クリーム色の花を咲かせている。
有毒で葉の形が似たニラと間違えて食中毒…と言うニュースは毎年のように聞くので要注意。
花言葉:自己愛/神秘
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