水辺の草です イワイチョウ
(2020/6/20 森吉山)
(2021/10/9 森吉山)
岩銀杏(いわいちょう)
ミツガシワ科イワイチョウ属/多年草
"山の岩場に生える銀杏だから"じゃなくて、銀杏の葉っぱのような形の葉を持つ草本だから『岩銀杏(いわいちょう)』。
樹木ではなく背丈10〜20cm程の草本。
ムム、まさか葉っぱの方に引っ掛けてきたか…しかも実際のイワイチョウは湿原・湿地に生えている植物で、岩場を探しても見当たらない。二重で引っ掛けネーミングか!?
同じように「"岩"は流石に違うだろ」と思った人もいたようで"水銀杏(みずいちょう)"という別名もある。
高層湿原で丸い葉っぱに敷き詰められた群生の中からすくっと茎を伸ばし花を咲かせている。
5枚の白い花弁の縁がストレートタイプとフリフリタイプのものとがあるようだ。
6月中頃の雪解け期から8月ごろまで咲いており、高山植物にしては花季が長いように思う。蕾をたくさんつけているので、これを順番に咲かせていくのかも知れない。
季節は変わり、秋の紅葉の時期になると、葉がきちんと銀杏のように黄色く色づく。確かにこうなると、「銀杏」の名を持つ言われにも納得が出来そうだ。
花言葉:純潔
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