風変わりな ミゾソバ

(2022/10/2 青森県七戸町)

(2020/9/13 青森市大釈迦)


ミゾソバ(溝蕎麦)

タデ科タデ属/一年草
名前の由来は、主に田圃の畦道や用水路・小川の縁等の「溝」に生えていて、見た目が「蕎麦」の実に似ていることから、合わせて『溝蕎麦(みぞそば)』。

葉っぱの形が牛の顔に似ているので『牛の額(うしのひたい)』という別名もある。他にも花の形が金平糖に似ているので『金平糖草(こんぺいとうぐさ)』という名もある。


小さい花が咲くと五片の花弁が開いているように見えるが、これは萼。イヌタデやミズヒキ等と同じタデ科の花の共通した特徴の一つ。

このミゾソバの凄技

土が栄養不足(貧栄養)になったりすると、地下に「閉鎖花」といって咲かずに自家受粉する花をつけて、同じ場所に自分で自分の種を埋めて子孫を残すことがあるそう。

一年で寿命を終え世代交代をする一年花なので、芽吹く頃には親の花はそこにはいない(→近親交配は避けられる)からこそ出来る技。

植物の不思議_φ(・_・


花言葉:純情/風変わり

確かに、頬染める子どものような純情そうな花をつける反面、風変わりな特徴を持った花かも。


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