グラウンドでも カワラハハコ

(2020/9/16 青森市)

河原母子(かわらははこ)

キク科ヤマハハコ属/多年草

岩手山に登山に行ってきたとき焼走り登山道途中の火山灰の積もった斜面にコマクサと一緒に生えていたヤマハハコ(山母子)。岩木山でも見かける花。
そのヤマハハコの亜種で、平野部の"河川敷・河原"と言った、山の岩場にも似た荒地も同然のような場所に生えているので『河原母子(かわらははこ)』。

ハハコの名はハハコグサ(母子草)に似ているところから。
ハハコグサは「春の七草」の一つで古名を「ゴギョウ(御形)」という。
黄色い花を咲かせるそうなので、秋が過ぎて冬になり、雪が解けてまた来年の春が来たら探してみよう。ハハコグサ(母子草)の名前の由来は…その時までに取っておくことにする。

近所のよくジョギングで利用する、あまり手入れが行き届いておらずに草が生え放題の砂礫グラウンドに群生していたカワラハハコ。日本に古くからある在来種だが外来種に負けずに元気な花。
元々の栖である自然状態の河原は市街地内では減少傾向だが、代わりに街中に出来たグラウンドのような礫地・砂地が今の彼らの安住の住処。

白っぽい茎の先につく小さい白い花びらのように見えるのは総苞片で、本当の花びらはその真ん中の円い黄色いモシャモシャしているところ。
花言葉:永遠

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