バターと卵 ホソバウンラン

(2020/8/10,10/8 青森市内 湿地公園)

細葉海蘭(ほそばうんらん)

ゴマノハグサ科ウンラン属/多年草

"ウンラン(海蘭)"という、主に海岸付近に生える日本在来の花(残念ながら私はまだお目にかかったことがない…)によく似ていて、こちらは葉っぱが細いので『細葉海蘭(ほそばうんらん)』。
 
同じウンランの名を持ち、よく見かける街野草に"ツタバウンラン(蔦葉海蘭)"があるが、これは紫色をした細い蔓の植物で全く別の種類の草。
花の形は少し似ているかな?
 
ヨーロッパ大陸原産の外来種で、明治~大正時代に日本に薬用(利尿・緩下薬)・観賞用として入ってきた。湿地でも乾燥した場所でもすくすく育ち、夏過ぎから秋にかけて群生しては花を咲かせる。
 
北米では”butter and eggs”(バターと卵)と美味しそうな名前で呼ばれているそうで、内側の花弁のはっきりした黄色(→卵)と、外側の花弁の薄黄色(→バター)のコンビネーションの色合いをとてもよく表していて面白い。自分もこっちの名前で覚えてしまいそう。
 
花言葉:喜びも悲しみも

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