2021年の花 コバイケイソウ
(2021/7/4 南八甲田連峰)
(2021/6/23 北八甲田・毛無岱)
小梅蕙草(こばいけいそう)
ユリ科シュロウ属/多年草
フサフサな花房の塊、その一つ一つの白い小花を見ればツンと突き出た蕊がどこか"梅"の花のように…見えないこともない。そして、葉が"蕙蘭(けいらん)“という、葉を愛でる栽培品種の草本に似ているので、合わせて『梅蕙草(ばいけいそう)』。
その小ぶりな…と言っても背丈は150cmはゆうにあるのだけど…『小梅蕙草(こばいけいそう)』。
花茎の真ん中の一本は両性花で他の横に伸びる花房は雄花なので、雄蕊雌蕊の付き方がそれぞれに違う。
全草にアルカロイド系の毒があり、人間が食べたら下手したら死ぬとのこと。山菜のウルイ(ギボウシの若芽)と間違えやすいらしく、特に根茎は要注意。恐ろしや
コバイケイソウの新芽
一つの株で花が咲くのは数年に一度だそうだが、多くのコバイケイソウの株が一斉に咲く時(年)が何年かに一度あり、何故かは分からないがそれは全国各地の山々や湿原で重なることがある。この記事を書いている今年2021年がその年だったらしく、SNSでは各地から「コバイケイソウの群落が〜」というレポートが飛び交っていた。
(2021/7/23 早池峰山)
花言葉:遠くから見守る
確かに、遠くから見守っている人智を超えた不思議な何かによって咲く時期が操られているかのようでもある。
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