五月晴れの下 ザクロ

(2020/7/5 秋田市)

柘榴(ざくろ)

ミソハギ科ザクロ属/落葉小高木

ザクロ(柘榴)の語源は、日本より遥か西方のイラク・イランを流れるティグリス川沿いに聳える"ザグロス山脈"に由来するという。
漢字表記の由来は現イラン北部「安石国」原産で、果実のゴツゴツとした様子が"瘤(こぶ)"に似ているので「安石瘤」。さらに転じて「柘榴・石榴」となった。この字の音読みからザクロと呼ぶという説もある。
最古の都市文明・古代メソポタミアから続く、人類史とは長い関わりのある樹木で、日本に入って来たのは平安時代頃。

花期は初夏6〜7月頃。高さは5〜6m程になる。
秋には赤い粒のたくさん詰まった赤いタコ型の実がなる。
皐月晴れれの青空の下、ザクロの艶のある葉の新緑とポッテリとした赤い花が映える。
送っていただいた写真からの花の名前当てだったので、その花の色と形から最初は"ボケ(木瓜)?"と思ったけど、背の低いボケとは違い、背丈を大きく超える木の大きさや葉や蕾・開花時期(ボケはもっと早い)等からも合わせて、さらに推測していった結果、ザクロと同定。

花言葉:円熟した優雅さ

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