Rollin' ×3 ミツバオウレン
(2022/7/3 北八甲田連峰)
(2022/6/18 北八甲田連峰)
(2021/7/4 南八甲田連峰)
三葉黄蓮(みつばおうれん)
キンポウゲ科オウレン属/多年草
"オウレン"の名前の由来は根にある。
多数のひげ根が黄色く、連なっているところから「黄連」。"蓮"ではなく"連"の字が元々のもので、根が名前の由来というところからも想像出来るように、根を薬として用いる漢方薬。根を使うところから蓮根の"蓮"の字も当てるようになったが、これは又別の植物のことだと言う。
その"黄蓮(連)"に似ていて、根出葉が3出複葉の所謂"三つ葉"なところから、合わせて『三葉黄蓮(連)(みつばおうれん)』。
三つ葉がカタバミの葉にも似ているところから"カタバミオウレン(酢漿黄蓮)"の別名もある。
高山植物である"ミツバオウレン(三葉黄蓮)"の根は、成長に年月がかかることもあり漢方薬として用いられることはないようだが、全草を使って苦味健胃薬として用いることも出来るという。
自然分布地域は大変広く、北半球の寒帯から亜寒帯にかけて広く生育しているのは、繁殖に何らかの秘密があるからか(…種として古くからあるのか?)
日本では、北海道〜中部地方の亜高山〜高山帯の針葉樹林(ここら辺だとアオモリトドマツやハイマツの林)や湿地に生育している。
花期は6〜8月。
三つ葉の根生葉の脇からひょろっと伸びた花茎の先の、白い5枚(変異幅が広く、3〜7枚程度あるものもチラホラ見かける)の花弁のように見える萼片が大きくそり返るほど開く。その中から上向きに伸びる先のオレンジ色の小さいしゃもじのような形をしているのが(萼片と花弁は同数)本物の花弁。細長い白っぽい雄蕊が何本も生えていて、雌蕊の先の膨らみに種がつく。
花言葉:栄誉
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