柿ピー カキラン
(2022/7/18 青森市・田代平湿原)
柿蘭(かきらん)
ラン科カキラン属/多年草
花弁の色が柿の実のような橙色をした蘭なので『柿蘭(かきらん)』。
外側にはパッと開いた3枚の菱形の萼、その内側に鮮やかな柿色の花弁、さらにその下に付くの唇状の花弁には赤紫色の紋様が差し込んで、柿色と赤紫色の花弁のツートーンの配色がユニーク。
唇弁をよく見ると、奥と手前の二段に分かれていて、奥は柿色、手前は赤紫の班目紋様と、花弁の造形が中々に複雑で面白いのがランの花らしい。
鈴なりの蕾の形から連想した"スズラン(鈴蘭)"という別名もあるが、別の花の名として通っているので余りピンと来ない。
陽当たりの良い高原の湿地・山地の湿原を好んで生える。花期は初夏から夏にかけて。
生息分布域は広く、日本・朝鮮半島・ロシア極東・中国に広がる。日本列島では、北は北海道から南は九州まで、更には種子島や奄美大島等にまで隈なく広がってはいるものの、絶滅危惧種に指定されている地方も多い。生息地である湿原が減ってきている為か。
花言葉:芯の強さ/夢でもあなたを想う
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