山のミニ向日葵 ウサギギク

(2022/7/3 北八甲田連峰)

兎菊(うさぎぎく)

キク科ウサギギク属/多年草

根本から生える2枚の対になった、楕円形の細長く伸びたヘラのような形をした葉を、兎の耳にたとえて、『兎菊(うさぎぎく)』。
茎葉がふさふさした産毛に覆われている様も、どことなく兎の耳を思わせる。

兎がこの花を好んで食べたところから、と言う説もあるようだが、どうだろう?
結構、標高が高く周りに背の高い木も生えていないような、森林限界より上に生えているこの草を、空を飛ぶ天敵の猛禽から丸見えになる危険を犯してまで、警戒心の強い野うさぎが果たして好んで食べに来るだろうか?

花期は初夏で、本州中部地方〜北海道の更に北方の半島・列島の亜高山〜高山帯に分布し、草叢に好んで生える。

背丈は20cmほど。花の直径は4cm程。
別名『金車(きんぐるま)』。
背丈が少〜し低く、その割に、花は少〜し大きい。背丈の割に、少し大きめの黄色く丸いヒマワリのような花を一輪だけ咲かせる姿が、黄金色の車にたとえられたのだろうか。
なんとかなく愛嬌がある。
ヨツバシオガマと並んで
(2022/7/3 北八甲田連峰)
花言葉:愛嬌

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