日向者 タカネヒカゲノカズラ
(2021/10/9 森吉山)
高嶺日陰蔓(たかねひかげのかずら)
ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属/常緑多年生シダ類
蔓(つる)性のシダ植物"ヒカゲノカズラ(日陰蔓)"の高山型なので『高嶺日陰蔓(たかねひかげのかずら)』。
実際は日陰ではなく陽当たりの良いところを好む。「日影」の字は元々は"太陽の光"や"陽当たり"のことを意味するというので、そちらの意味かも知れない。
地を這うように横に伸びていく蔓(つる)のような茎を”軸”と呼ぶのがシダ植物流(?)。軸はびっしりと小さな葉に覆われている。軸の所々で分岐して上に下に延びているのが枝。葉をモコモコにまとった枝がさらに枝分かれした姿が小さなサボテンや人形のようにも見えてユーモラス。
枝の先の黄色くなっている、まるでツクシ(同じシダ植物)のアタマのように見えるのが胞子を作り飛ばす"胞子嚢穂(ほうしのうすい)"で、これはツクシも同じ。
岩場の上を風を避け日の光を求めるように横に横に這って伸びて、体全体は結構な長さがある。
花言葉:思い出
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