人ん家の前の エゾヘビイチゴ

(2021/4/28 青森市)
(2021/5/18 青森市)

蝦夷蛇苺(えぞへびいちご)

バラ科オランダイチゴ属/多年草

元々はヨーロッパ原産の外来種で、恐らくは明治の開拓時代に入ってきて北海道南西部地域(札幌等)を中心に野生化したもの。そこから“蝦夷”の名を取り、在来種の“蛇苺(へびいちご)”に似ているので合わせて『蝦夷蛇苺(えぞへびいちご)』。

しかし、在来ヘビイチゴがバラ科キムジロ属で花弁が黄色なので、別の種類・分類の植物ということになる。

私達が普段、店で買って食べる赤い苺の元となった種で、別名をワイルドベリー/ワイルドストロベリーと言う。季節になれば(春咲きは初夏頃)、赤く野趣あふれる小ぶりな苺を実らせ、もちろん人が食べることも出来る。
味は甘酸っぱく、中々美味しい。
(2022/7/2 青森市)

ただ、これを見かけたのが人の住宅の前の砂利石の上だったりすると、稔る前に取り除かれている可能性が高い。好きで栽培して育てている方もいるようだが、知らない人にとっては所詮、雑草扱いの植物の悲しい運命。

花言葉:尊重と愛情/幸福な家庭/無邪気

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