春咲ひととき キクザキイチゲ

(2021/4/3 青森市)
(2021/5/4 青森市・東岳)

菊咲一華(きくざきいちげ)

キンポウゲ科イチリンソウ属/多年草


"菊"に似た花を1株につき1輪だけ咲かせるところから『菊咲一華(きくざきいちげ)』。

花の色は白や薄紫・赤紫や青と色々あるが、この白や紫の花弁のように見えるのは萼片(がくへん)で、紫陽花(あじさい)の花等と同様。
別名を"キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)"。

このキクザキイチゲも早春に咲くスプリング・エフェメラルの仲間。
"Spring Ephemeral"
直訳すると「春の束の間」「春の短い命」。ロマンチックに「春の妖精」とも呼ばれる。
春先にまだ他の草が生え揃う前にいち早く地面から芽吹き花を咲かせ、他の草の葉に遮られることなく陽の光を浴びながら繁殖活動を行い、光合成をして栄養を蓄えたら夏前には地上部は枯れて綺麗になくなり、後は地面の下で地下茎(←キクザキイチゲはこっち)や球根となって次の春が来るまで過ごす草花の総称。春植物(はるしょくぶつ)。
(2022/4/2 青森市・梵珠山)
日が翳り気温が下がると花弁を閉じる(温度傾性)。

花言葉:静かな瞳/追憶

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