湿原に立つ タチギボウシ
(2020/8/14,2021/8/8 北八甲田連峰・仙人岱)
(2021/7/31 八幡平市)
立擬宝珠(たちぎぼうし)
小葉擬宝珠(こばぎぼうし)
キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属/多年草
長い茎がキリッと立った大型の"小葉擬宝珠(こばぎぼうし)"を『立擬宝珠(たちぎぼうし)』と呼ぶ。
「擬宝珠」とは、日本の伝統的な橋や寺社の階段・外廊下等の手すりの柱の上に乗っかってるタマネギ型の飾りのことで、本来は"ギボシ"又は"ギボウシュ"と読む。
花の”蕾”がこれに似ているところからこの名がついた。
確かに、蕾を見るとタマネギの様に花弁が幾重にも折り重なって丸まっている。
(2022/7/18 青森市・田代湿原)
湿地・湿原に生え、背丈が50cm程度で葉が小さく楕円形のものは"コバギボウシ(小葉擬宝珠)"と呼び、その大型タイプを"タチギボウシ(立擬宝珠)"と呼び変えるが、種として分ける程ではないようだ。
草原や林縁に生え、背丈が1m程度になり葉が大きく丸いモノは"オオバギボウシ(大葉擬宝珠)"となり別種扱いで、園芸品種としてよく親しまれているモノの野生種。若芽は"ウルイ"と呼び、春の山菜となる。
花言葉:落ち着き/鎮静/変わらない思い/静かな人
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