紅(くれない)の ベニバナイチヤクソウ
(2023/7/23 岩手山)
紅花一薬草(べにばないちやくそう)
ツツジ科イチヤクソウ属/常緑多年草
紅い花の一薬草なので『紅花一薬草(べにばないちやくそう)』。
日本の低山の森の中を住処とする白花の"イチヤクソウ(一薬草)"の高山型の一種。
花期は初夏6〜7月頃。日本では中部地方以北・東北・北海道、国外では北東アジア(朝鮮半島や中国北東部、カムチャツカ等)に分布し、山地〜亜高山〜高山帯の草むらや林縁等を好み登山道脇でもよく見られる。
背丈は15〜25cm程で、花びらがピンク色(正確には白地にピンク色が差し込んで染まっている感じ)をしていて、花茎がエンジ色に染まっている。それ以外の、花や葉の形(丸いお椀のような5枚の花弁、卵形の小さな根生葉)や付き方(花は一本の花茎に対して3方向から順番につく、花は斜め下向き)等の外観はイチヤクソウとあまり変わらない。
イチヤクソウとは同種色違いではなく、同科同属だが種類自体が別で住処・分布も違う。
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