自重しきれない ヒメカンスゲ

(2022/4/24・青森市)

姫寒菅(ひめかんすげ)

カヤツリグサ科スゲ属/多年草


冬の寒い時期でも葉が緑のままな菅(すげ)なので"寒菅(かんすげ)"。その寒菅(かんすげ)に似ていて小型な種(背丈は10~40cm程度)なので、”小さい”を意味する”姫”を頭につけて『姫寒菅(ひめかんすげ)』。


スゲ又はスガ(ともに”菅”の字)の由来はよくわかっていないが、”スガ(清)々シイ"と語源が同じだと考えられている。人の苗字にも使われるが(東日本ではスガと呼び、西日本ではカンと呼ぶことが多い)、植物のスゲ(菅)のほうが先らしい。単純に"清々しい"という雰囲気から付いた呼び名なのかも。


雪解け後の水辺の草むらや田んぼの畦道等で、他のイネ科やスゲの仲間の草の花が咲く前に先行して生え、暗褐色の小さい穂から、スゲの仲間にしてはよく目立つ、黄色いモシャモシャした髭のような花を咲かせているのを見つけることが出来る。


花言葉:あきらめ/自重







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