烏は食わず キカラスウリ
(2021/7/1・青森市)
(2020/12/5・青森市)
黄烏瓜/黄唐朱瓜(きからすうり)
ウリ科カラスウリ属/蔓性多年草
テニスボール大の“黄色い”実をつける“烏瓜(からすうり)”で『黄烏瓜(きからすうり)』。
実がもう少し小さく色も朱いのが只の『烏瓜』。
"カラスウリ(烏売)"の由来は、その実をカラスが好んで食べるからと思ったらそうではなく、カラスも食べずにずっと秋の終わりまでそのまま残るからだというが…
その他にも「(黄)唐朱瓜」という表記があり、そちらは中国の唐伝来の朱墨の朱色に果実の色が似ているところから。先の「烏瓜」は“カラス(シュが転じて)ウリ“の音から、どこの誰ともなく想像で語られた作り話が、そのまま表記とその由来として定着したものなのだろう。
夏になると、ふわふわと細く縮れたレース飾りのような長い繊毛が生えたような特徴的な白い花を、夕暮れ時に辺りが暗くなってきてから咲かせて翌日の昼過ぎには花終い。
蔓植物で、澱粉を多く含む塊根は古くは天花(瓜)粉や白粉(おしろい)の原料にされたり、“栝楼根(かろこん)”という名の生薬として解熱・止渇・消腫などに使われる。
花言葉:平凡の非凡
ー 非凡とは、平凡な事を真面目に確実に継続してできる事を言う。
アンドレ・ジッド(1869-1951仏/小説家・代表作「背徳者」「狭き門」)
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